「歯ぐきが腫れている」「朝起きると口の中がネバつく」「口臭が気になる」……。

こうしたサインに心当たりがあっても、「歯医者に行くほどではないかもしれない」と迷ってしまう方は少なくありません。

歯周病は自覚症状が出にくいまま進むことが多く、気づいたときには進行しているケースも珍しくありません。

この記事では、ご自宅でできる歯周病のセルフチェック項目と、当てはまったときの判断の目安、受診を考えるタイミングについて、南町田ファミリー歯科がわかりやすくご説明します。

歯周病のセルフチェックとは?

歯周病のセルフチェック

歯周病のセルフチェックとは、歯ぐきの見た目や口の中の感覚、生活習慣などをいくつかの項目に沿って確認し、歯周病の可能性や進み具合の目安を知るための方法です。

歯周病は歯を支える歯ぐきや骨に炎症が起こる病気ですが、初期のうちは痛みがほとんどなく、ご自身では気づきにくいという特徴があります。

だからこそ、日常のちょっとした変化に気づくためのセルフチェックが役立ちます。

ただし、セルフチェックはあくまで「気づくためのきっかけ」にすぎません。

実際に歯周病になっているか、どの程度進行しているかは、専用の器具を用いた歯周ポケット(歯と歯ぐきの溝)の測定や、レントゲンなどの精密な検査で確認する必要があります。

当院では、各種検査を通して現在のお口がどのような状態にあるのかを、患者さまへわかりやすくお伝えしています。

チェックで気になる項目があった場合は、自己判断で放置せず、ぜひ早めにご相談ください。

自宅でできる歯周病セルフチェック項目

歯周病セルフチェック項目

まずは、ご自宅の鏡を見ながら普段の生活を振り返り、次の項目に当てはまるものがないか確認してみましょう。

「歯ぐきの見た目」「口の中の感覚・口臭」「歯の状態と生活習慣」の3つの視点から挙げていきます。当てはまる数が多いほど、歯周病が進行している可能性が高まります。

歯ぐきの見た目でわかる歯周病のサイン

歯ぐきは、お口のトラブルがもっとも表れやすい部分です。健康な歯ぐきは薄いピンク色で引き締まっていますが、炎症が起きると色や形に変化が現れます。

以下のような変化がないか、チェックしてみてください。

  • 歯ぐきが赤く、または赤黒く見える
  • 歯ぐきが腫れて、ぷよぷよと柔らかい
  • 歯磨きのときに歯ぐきから血がにじむ
  • 歯ぐきが下がって、歯が以前より長く見える
  • 歯と歯ぐきの境目に汚れがたまりやすい

これらは、歯ぐきに炎症が起きているサインの可能性があります。

とくに「歯ぐきが下がってきた」と感じる場合は、炎症がある程度長引いているサインかもしれません。

見た目の変化は毎日見ていると気づきにくいため、ときどき意識して観察することが大切です。

口の中の感覚や口臭で気づく歯周病の症状

見た目だけでなく、口の中の感覚や口臭も歯周病を知る手がかりになります。

  • 朝起きたとき、口の中がネバネバする
  • 自分でも口臭が気になる、家族に指摘された
  • 歯ぐきがむずがゆい、違和感がある
  • 硬いものを噛むと歯ぐきに痛みや不快感がある

朝のネバつきや口臭は、歯周病の原因となる細菌が増殖しているときに起こりやすい症状です。毎日のことなので見過ごしがちですが、複数当てはまる場合は、見えない部分で炎症が進んでいるおそれがあります。

歯の状態や生活習慣から見る歯周病のリスク

歯そのものの変化や、日々の生活習慣も歯周病と深く関わっています。

  • 歯がグラつく、以前より噛みにくくなった
  • 歯と歯のすき間が広がってきた気がする
  • 喫煙している
  • 甘いものや間食が多く、歯磨きが不規則になりがち
  • 1年以上、歯科医院で検診やクリーニングを受けていない

歯のグラつきやすき間の広がりは、歯を支える骨が影響を受け始めている可能性があり、早急な確認が求められます。

また、喫煙や不規則な生活習慣は歯ぐきの抵抗力を下げ、症状を悪化させる要因となります。

当院では、生活習慣の改善も含めてお口の健康を総合的にサポートする「予防歯科」に力を入れております。

歯周病セルフチェックの結果の見方

チェック項目にいくつ当てはまったかで、おおよその目安が見えてきます。

ただし、当てはまる数が少なくても症状が強い場合や、逆に自覚が乏しくても検査で進行が見つかるケースもあります。

気になる点があれば、数にかかわらず一度受診をご検討ください。

当てはまる数ごとの判断の目安

【1〜2個当てはまる場合】

歯ぐきに軽い炎症が起き始めているかもしれません。毎日の歯磨き方法を見直しつつ、早めに歯科検診を受けておくと安心です。

【3〜5個当てはまる場合】

歯周病がある程度進行しているおそれがあります。ご自宅のケアだけでは改善が難しいため、歯科医院での専用機器を用いたクリーニングや検査をおすすめします。

【6個以上当てはまる場合】

歯周病が重度に進行している可能性が高い状態といえます。歯を失うリスクを下げるためにも、できるだけ早急に歯科医院で検査を受け、適切な治療を始めましょう。

判断に迷ったときは無理にご自身で結論を出さず、専門的な検査で確かめておくことが、将来の歯を残すための第一歩となります。

歯周病はどう進行する?セルフチェックと合わせて知る段階

歯周病の進行

セルフチェックの結果を正しく受け止めるために、歯周病がどのように進んでいくのかを知っておきましょう。

歯周病は一気に悪化するのではなく、段階を踏んでゆっくりと進行します。

歯肉炎(初期の段階)

歯周病の最初の段階です。

歯ぐきの表面に炎症が起きて、赤みや腫れ、歯磨き時の出血などが見られます。

まだ歯を支える骨には影響が及んでいないことが多く、この段階で正しいケアを行えば、健康な状態へ戻すことが十分に期待できます。

軽度から中等度の歯周病

炎症が歯ぐきの奥に広がると、歯を支える顎の骨が少しずつ溶け始めます。

歯周ポケットが深くなって汚れがたまりやすくなり、口臭やネバつきが強まる傾向にあります。

中等度になると、歯のグラつきを感じ始める方もいらっしゃいます。

この段階では、歯科医院での歯石除去など専門的な治療が欠かせません。

重度の歯周病

さらに進行すると歯を支える骨が大きく失われ、歯が明らかにグラついたり、噛めなくなったりします。

歯ぐきから膿が出ることもあり、そのままにすると歯を残すことが困難になります。

当院では、進行の程度をしっかりと確認したうえで、できる限り患者さまの歯を守るための治療計画をご提案しています。

歯周病治療の具体的な流れについては、こちらもご覧ください
歯周病治療について

歯周病を放置するとどうなる?セルフチェックで気づいたら

セルフチェックで当てはまる項目があっても、強い痛みがないとつい受診を後回しにしてしまいがちです。しかし、放置すると炎症が静かに進み、最終的には歯が抜け落ちてしまうリスクがあります。日本人が歯を失う原因の第一位は歯周病と言われており、決して軽く見ることはできません。

また、歯周病はお口の中だけの問題にとどまりません。歯ぐきの炎症が続くことで、糖尿病や心疾患など全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性が指摘されています。

「まだ大丈夫」と先延ばしにせず、気になるサインがあれば早めに対処することが大切です。

歯周病を予防・改善するために自分でできること

歯周病の予防・改善

歯周病は、毎日の正しいセルフケアと定期的な歯科医院でのメンテナンスを組み合わせることで、予防や進行の抑制を目指せます。

毎日のセルフケアで歯周病を防ぐ

歯周病の原因となる汚れ(プラーク)は、歯と歯ぐきの境目にたまりやすい性質があります。歯ブラシの毛先を境目にやさしく当て、小刻みに動かして丁寧に磨きましょう。また、歯ブラシだけでは歯間の汚れが残りやすいため、デンタルフロスや歯間ブラシの併用が効果的です。ゴシゴシと力を入れすぎず、優しく動かすことを意識してください。

歯科医院での定期的なケアを取り入れる

毎日のケアだけでは落としきれない汚れや、硬くなってしまった歯石は、歯科医院での専門的なクリーニングで取り除く必要があります。

当院では、微細なパウダーと水・空気の力で汚れを優しく落とす「EMS」というクリーニング機器を導入しており、歯や歯ぐきにできるだけ負担をかけないケアをご提供しています。患者さまのお口の状態に合わせて最適な通院ペースをご案内いたしますので、ぜひご活用ください。

よくある質問

歯周病のセルフチェックはどのくらいの頻度で行えばよいですか?

明確な決まりはありませんが、月に1回程度、歯磨きのついでに鏡で歯ぐきの色や腫れを確認する習慣をつけるとよいでしょう。

日々のちょっとした変化に気づきやすくなります。

ただし、セルフチェックだけでは見えない部分もあるため、定期検診と併せて行うことをおすすめします。

セルフチェックで当てはまる項目がなければ歯医者に行かなくても大丈夫ですか?

自覚できる症状がなくても、歯ぐきの奥深くで炎症が進んでいるケースがあります。

当てはまる項目がない場合でも、数ヶ月に一度のペースで定期検診を受けておくと、トラブルの早期発見・早期治療に繋がります。

歯磨きのときの出血は歯周病のサインですか?

歯ぐきからの出血は、歯周病(歯肉炎)の代表的なサインの一つです。

ただし、歯磨きの力が強すぎるなど、他の要因で出血している場合もあります。

出血が数日続くようであれば、一度当院でお口の状態を確認させてください。

南町田で歯周病のセルフチェックが気になる方は南町田ファミリー歯科へ

南町田ファミリー歯科の院内

歯ぐきの腫れや口臭、歯のグラつきなど、セルフチェックで気になる項目があった方は、そのままにせず一度お口の状態を確認してみませんか。

歯周病は早く気づいて適切な処置をするほど、大切な歯を守れる可能性が高まります。当院では、丁寧な検査とクリーニングを通して、患者さまの現在の状態と必要なケアをわかりやすくお伝えしております。

南町田グランベリーパーク駅から徒歩2分、土日も診療しておりますので、ご自身のライフスタイルに合わせてご来院いただけます。お口の健康で少しでも不安なことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

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